Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぼんのうひぶんしょ
煩悩秘文書
林 不忘
Lisez 煩悩秘文書 (ぼんのうひぶんしょ) de 林 不忘 (はやしふぼう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 86 705 caractères · 173 écrans
一つ、この与助が卦を置いて、図星を当ててみやしょうか。」
「それも面白かろう――。」
と、佐吉は、しきりに何かほかのことを考えている顔で、
「じゃあ、おいらは別に思惑があって、この煩悩小僧が嫌になったとでも言うのかえ。」
「女でがしょう、親分。」
与助は、ずかりと言って、膝を進めた。
「おんなだよ。親分。隠しなさんな。何もきょう始まったこっちゃあねえ。山から帰ってから、親分は夜の稼ぎに身が入らずに、昼も、まるで腑が抜けたように考えこんでばっかり、青息吐息――十八島田の恋わずらいじゃアあるめえし、人は知らねえが、ぼんのう小僧ともあろうものが見ていて、あっしゃあ小じれってえよ親分。」
江戸の巻――奇術駕籠――
お山土産
「面目ねえ。女だ。が、笑ってくれるな。」と文珠屋佐吉は、自分で笑って、
「この面だから、この年齢になるまで、おんなに惚れたの腫れたのってえことアなかったが――それに、おれア金がほしいの一天張りで、文珠屋てえ宿屋ア世間ていの装り、裏へ廻りゃア商売往来の陰を往く夜盗を稼ぎ、それで金を溜めて来たが、なあ与助、世の中あ佐渡の土だけでもなさそうだぜ。