Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

つばくろ(つばくろ)

燕(つばくろ)

山本 周五郎

Lisez 燕(つばくろ) (つばくろ(つばくろ)) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 25 395 caractères · 52 écrans

Aozora Bunko

んじゃない、ただ口先だけでうまを合わせていただけなんだ」

「そう云ってしまうな」と相川がなだめた、

「渡貫の気持もわからなくはない、慥かに、かれらの中には口先だけの人間もいるよ、藩政改革という気運に調子を合わせていなければ、自分が時勢にとり残され、若いなかまから嘲笑される、ということを恐れるためにね、――本当のことを云うと、十ちゅう七か八まではそういう人間だと思う」

「九分九厘までがそれだ」

「まあ聞くだけ聞けよ」と相川は同じなだめるような口ぶりで云った、「そういう人間の多いことは慥かだが、気運がもりあがって、いよいよというときが来れば、そういう人間でもないよりあるほうがいい、枯木も山の賑わいと思わず、大きなをあげる焚木というふうに考えないか」

「そんな時期じゃあない、断じてそんな悠暢なときじゃあない」渡貫はせきこんだため言葉がつかえ、唇を舐めて、一語一語をゆっくりと云った、「――いいか、今日もこの屋敷で、老臣たちが密会をする、あるじの佐藤又左衛門、もと江戸家老だった庄野重太夫、これももと側用人の鵜沢帯刀、ことによると現城代の村野主殿も来るかもしれない」