Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ばくやくのはなかご

爆薬の花籠

海野 十三

Lisez 爆薬の花籠 (ばくやくのはなかご) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 101 908 caractères · 204 écrans

Aozora Bunko

そこで船長が、かわって電話機をとりあげたが、一言二言いううちに、船長は、おどろきのこえをあげた。

「えっ、見つかったか。ふーん、そりゃ、たいへんだ。今すぐ、わしは、そこへいく」

なにが見つかったというのだろう。

それをきいて、曾呂利本馬が、すっくと立ち上った。松葉杖なしで、曾呂利がつっ立ったのである。

石炭庫の中

「おい、見つかったそうだ、ミマツ曲馬団の松ヶ谷団長が、石炭庫の中で」

船長は、おどろくべきことばをのこすと、すぐさま医務室をとびだした。

「えっ、団長さんが、見つかったんですって、まあ、よかったわ」

と、房枝は、よろこびの色をうかべて、曾呂利本馬の方をふりかえった。

行方不明をつたえられた二人のうち、一人は見つかったのだ。ことに、松ヶ谷団長が、このまま、行方不明だったら、このミマツ曲馬団は、これから満足な興行ができないであろう。やがて、一座は解散となって、団員たちは、ばらばらになってしまうにきまっている。ああ、そんなことになれば、房枝のような孤児を、だれが面倒みてくれるであろうか。団長が見つかったという知らせに、房枝が、ほっと安心の吐息をもらしたのも、わけのあることだった。