Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ばくやくのはなかご

爆薬の花籠

海野 十三

Lisez 爆薬の花籠 (ばくやくのはなかご) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 101 908 caractères · 204 écrans

Aozora Bunko

弾は天井へあたるだけです」

「なるほど、これは明らかな証明だ。いや、よくわかりました。この女の方がやったのではないことだけは、はっきりしました」

と、一等運転士は、わるびれもせず、自分の考えのあやまりだったことをわびて、房枝のうたがいをといた。

房枝は、やっと、ほっとした。

「で、あなたは、一体どなたですか」

と、一等運転士は、せきこんで、青年紳士に尋ねた。

「私? 私は、ピストルに狙われた本人ですよ。ミマツ曲馬団で曾呂利本馬と名のっていましたが、実はこういうものなんです」

と、一等運転士に、そっと身分証明書を見せた。

それには、探偵帆村荘六の身分が、はっきりしるされてあったので、一等運転士は、あっとばかりおどろいてしまった。

帆村は誇らず

名探偵帆村荘六は、曾呂利本馬の仮面をとりさって、ここに、すっきりした姿を、雷洋丸上にあらわしたのであった。

一等運転士は、さっそく、このおどろくべきことを報告するために、船長室へもどった。船長はどこへいったかそこには見えなかったので、彼は船橋の方へ船長をさがしにいった。

水夫たちは、なにがなにやら、はっきりわからないが、この青年紳士の、あざやかな腕前にすっかり感心したのであった。