Classiques japonais avec furigana
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ぼたんどうろう ぼたんとうき
牡丹灯籠 牡丹灯記
田中 貢太郎
Lisez 牡丹灯籠 牡丹灯記 (ぼたんどうろう ぼたんとうき) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 10 676 caractères · 22 écrans
て和歌を詠みあって懐を述べ、それから観眤を極めると云う殆んど追字訳のような処もあって、原話からすこしも発達していないが、西鶴以前の文章の第一人者と云われている了意の筆になっただけに棄てがたいところがある。そして、その物語では女は二階堂左衛門尉政宣の息女弥子となり、政宣が京都の乱に打死して家が衰えたので、女の童と万寿寺の辺に住んでいると荻原に云った。荻原は隣家の翁に注意せられて万寿寺に往ってみると浴室の後ろに魂屋があって、棺の前に二階堂左衛門尉政宣の息女弥子吟松院冷月居尼とし、側に古き伽婢子があって浅茅と云う名を書き、棺の前には牡丹花の燈籠の古くなったのを懸けてあった。荻原は驚いて逃げ帰り、東寺の卿公と云う修験者にお符をもらって来て貼ると、怪しい物も来ないようになったので、五十日ばかりして東寺に往って卿公に礼を云って酒を飲み、その帰りに女のことを思いだして、万寿寺に往って寺の中を見ていると、彼の女が出て来て奥の方へ伴れて往ったので、荻原の僕は肝を潰して逃げ帰り、家の者に知らしたので皆で往ってみると、荻原は女の墓に引込まれて白骨と重なりあって死んでいた。