Classiques japonais avec furigana
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ぼたんどうろう ぼたんとうき
牡丹灯籠 牡丹灯記
田中 貢太郎
Lisez 牡丹灯籠 牡丹灯記 (ぼたんどうろう ぼたんとうき) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 10 676 caractères · 22 écrans
と、云はれて新三郎も気が浮き、二人を上にあげて歓愛に耽る」と云うことになっているが、この物語では、萩原の裏店に住む伴蔵と云う者が覗いて、白翁堂勇斎に知らし、勇斎の注意で萩原は女の住んでいると云う谷中の三崎町へ女の家を探しに往って、新幡随院の後で新墓と牡丹の燈籠を見、それから白翁堂の紹介で、新幡随院の良石和尚の許へ往って、お守をもらって怪しい女の来ないようにしたところで、伴蔵が怪しい女にだまされてお守をのけたので、怪しい女は新三郎の家の中へ入って、新三郎をとり殺すと云うことになっている。
牡丹燈記
元の末に方国珍と云う者が浙東の地に割拠すると、毎年正月十五日の上元の夜から五日間、明州で燈籠を点けさしたので、城内の者はそれを観て一晩中遊び戯れた。
それは至正庚子の歳に当る上元の夜のことであった。家家の簷に掲げた燈籠に明るい月が射して、その燈は微紅くにじんだようにぼんやりとなって見えた。喬生も己の家の門口へ立って、観燈の夜の模様を見ていた。鎮明嶺の下に住んでいるこの壮い男は、近比愛していた女房に死なれたので気病のようになっているところであった。
風の無い暖かな晩であった。