Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しらがこぞう

白髪小僧

杉山 萠円

Lisez 白髪小僧 (しらがこぞう) de 杉山 萠円 (すぎやまほうえん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 98 770 caractères · 194 écrans

Aozora Bunko

併し美留藻の似せ紅矢はここが大切なところと思いまして、一生懸命になって濃紅姫の容色を賞め千切って、仮令どんな女が来ても妹以上に美しい女は居ないから大丈夫だ。それに藍丸王様も今は濃紅姫の美しさをお忘れになったから、あのような菅無い事を仰せられたのであろう。けれども又今度御覧になれば、屹度昔のように御気に入るに違いない。そしてもし濃紅姫がお目見得に出ないために、他の賤しい女がお妃になるような事になると、かえって王様に対して恐れ多い事になる。だから濃紅姫が今度のお目見得に出るという事は、十方八方のために大層都合のよい大切な事で御座いますと、さも苦しそうな呼吸の下からあらん限りの言葉を尽して勧めました。

両親も聞いて見れば成る程道理ですから、一つは濃紅姫の可愛さと親の贔負目で、やっとの事それに定めて両親揃って濃紅姫の室へ相談に出かけました。

そのあとへ青眼先生が、女中の案内を受けて大急ぎで遣って参りました。先生は今まで宮中より他にはどこにも行った事がなく、この家に来たのはこれが初めてで、宮中に来る紅木大臣と紅矢の他は一度も会った事のない人ばかりでしたから、一々皆に叮嚀に挨拶を致しましたが、只美紅姫だけは自分の室に隠れていて、姉様の濃紅姫が呼んでも出て来ませんでした。