Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ひゃくあしちがい

百足ちがい

山本 周五郎

Lisez 百足ちがい (ひゃくあしちがい) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 28 491 caractères · 56 écrans

Aozora Bunko

いつか必ず名を成すに相違ない、まあ盲人は黙って見ているがいいってさ、これは誓って云うが事実なんだ、いつかも大森にそう云ったんだがね、あれに聞いて呉れればわかる、おれは日も覚えているが本当にそう云ったくらいだ、そして今は現に御側用人、千石者さ、とすればおれもまんざら眼がないわけでもないというわけだろうじゃないか」

言葉の合間ごとにさもうれしそうに笑い、鈴を鳴らして茶をせきたて、こっちが手をつけないのに自分だけはせかせかと啜り、立っていったかと思うと戻ってきて坐り、そのあいだひっきりなしに饒舌ったり笑ったり、ほとんど口を入れる隙というものがなかった。

「――ちょっと待って呉れないか、今日は少し話があって来たんだ」

「いやあとあと、話なんかあとだよ」運蔵は手を振って膝をすすめて続けた、「なにはともあれ祝杯を挙げなくっちゃあ、久方ぶりじゃないか、遠慮して呉れると恨むよ、どうぞ楽に、どうぞ膝を崩して、自分の家と同じ気持になってね、おれはうれしくって、こっちから挨拶にゆく筈なのに来て呉れてさ、しかも御側用人に出世したのにさ、出来ることじゃないよ、それは秋成だから」