Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひゃくめんそうやくしゃ
百面相役者
江戸川 乱歩
Lisez 百面相役者 (ひゃくめんそうやくしゃ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 801 caractères · 20 écrans
「兎も角、この記事を読んで見給え」
というのだ。それは彼の勤めていた社の新聞で、日附を見ると、丁度一年ばかり以前のものだった。僕は何が何だか、まるで狐につままれた様で、少しも訳が分らなかったけれど、取敢ずそれを読んで見ることにした。
見出しは「又しても首泥坊」というので、三面の最上段に、二段抜きで載せてあった。その記事の切抜きは、記念の為に保存してあるがね、見給えこれだ。
近来諸方の寺院頻々として死体発掘の厄に逢うも未だ該犯人の捕縛を見るに至らざるは時節柄誠になげかわしき次第なるがここにまたもや忌わしき死体盗難事件ありその次第を記さんに去る×月×日午後十一時頃×県×郡×村字×所在×寺の寺男×某(五〇)が同寺住職の言つけにて附近のだん家へ使に行き帰途同寺けい内の墓地を通過せる折柄雲間を出でし月影に一名の曲者が鍬を振って新仏の土まんじゅうを発掘せる有様を認め腰を抜かさん許りに打驚き泥坊泥坊と呼わりければ曲者もびっくり仰天雲を霞とにげ失せたり届け出により時を移さず×警察×分署長××氏は二名の刑事を従え現場に出張し取調べたる処発掘されしは去る×月×日埋葬せる×村字××番屋敷××××の新墓地なる事判明せるが曲者は同人の棺おけを破壊し死体の頭部を鋭利なる刄物を以て切断しいずこにか持去れるものの如く無慚なる首なし胴体のみ