Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
もうもくものがたり
盲目物語
谷崎 潤一郎
Lisez 盲目物語 (もうもくものがたり) de 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 75 341 caractères · 148 écrans
夜の
きえ/″\となる
などゝ申すのや、それからまた、
りんきごゝろに
枕な投げそ
なげそまくらに
とがはよもあらじ
と申すうた、もっとおかしな文句のものでは、
帯をやりたれば
しならしの帯とて
非難をしやる
帯がしならしなら
そなたの肌もしならし
などゝ、よくみなさまにうたってきかせたことがござります。ちかごろは此のりゅうたつぶしもすたれましたけれども、一時はあれが今の弄斎節のように大はやりをいたしまして、きせん上下のへだてなくうたわれたものでござります。太閤でんかゞ伏見のおしろでお能を御らんなされましたときは、隆達どのをおめしになって舞台でうたわせられまして、幽斎公がそれにあわせて小つゞみをお打ちになりました。わたくしがきよすにおります時分は、よう/\流行しはじめたころでござりましたから、最初はほんの腰元しゅうの憂さはらしに、扇で拍子をとりながら小ごえでそっとうたいまして、節をおしえて上げたりしたのでござりますが、お女中がたは今申し上げたおかしな文句のうたがおすきで、あれをうたわせてはころ/\とおわらいになるものですから、いつしかおくがたのお耳にとまりまして、「わたしにもうたってきかせておくれ」