Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

そらにわくきんいろのくも

空にわく金色の雲

小川 未明

Lisez 空にわく金色の雲 (そらにわくきんいろのくも) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 6 576 caractères · 13 écrans

Aozora Bunko

それから、二、三日もすると、足のはれがひいて、きず口に、白いうみをもちました。母はこれを見て、おどろき、

「正吉や、もうだいじょうぶだよ。草の名を、よく聞いておくのだったね。あの女こじきに、お礼をいわなければなりません。いつもは、見なかった女ですのに、あの日どうしてきましたか。こんどきたら、おまえの小さいときの着物がありますから、赤んぼにやりたいと思います。気をつけていて、見たら家へつれてきておくれ。」と、いつになく母は、きげんがよかったのです。

正吉は足がよくなったのを、わがことより、よろこんでくれる母を見て、真にその恩を、わすれてはならぬと思いました。

いよいよ明日から、ふだんどおり、武夫くんと学校へいけるようになった、その前の日のことでした。

「正吉や、なにかおまえに、ほしいものがあるなら、おいい。」と、母は、つくえの前にすわっている正吉に、たずねました。

これを聞くと、たちまち、小さな胸へ、よろこびが泉のように、こみあげました。

「青い飛行機と、赤い人形と、どちらにしようかな。」と、耳のあたりまで赤くしながら、正吉は答えたのです。

「それは、なければならぬ品ですか。