Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くうしゅうそうそうきょく

空襲葬送曲

海野 十三

Lisez 空襲葬送曲 (くうしゅうそうそうきょく) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 95 012 caractères · 189 écrans

Aozora Bunko

」

「それが本当なら、こっちも全く、戦い甲斐があるというものサ」千手大尉は、まだ減らず口を止めなかった。

「敵機三台に対し、こっちは一台の割だな。敢えて恐れるわけではないけれど、数理に合っているとは、考えられない」藤戸大尉は頭の中に数字を浮べているらしく、独りで呻った。

「そりゃ訳があるのサ」又、千手大尉が勢を盛りかえして、籐椅子からスックリ立上った。

「いいかね、敵機二千機、そりゃいいサ。それが一時に飛上ろうとしたって飛び上れるものじゃない。いくら空が広いからって、ページェントじゃないから、蝗が飛ぶようなわけには行かない。まァ精々三分の一の六百機だ。六百機が、飛び上ったとしても、彼等の着艦は、頗る困難になる。そういうことは、彼等がよく知っているから、自然尻込みをしてサ、実際現れる飛行機はそのまた三分の一で、二百機サ。ところが、我が飛行将校は、飛行甲板なり、カタパルトから飛び出すことは知っているが、着艦しようなどというケチ臭い根性は持ち合わしていない。二百機が飛び出せば、二百機がフルに働く。ボーイング機が如何に速くともカーチス機が如何に優れた性能を持っているにしても、最後の勝利はこっちのものだ」