Classiques japonais avec furigana
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「ぞくスウィスにっき」はっくつのしまつ
「続スウィス日記」発掘の始末
小島 烏水
Lisez 「続スウィス日記」発掘の始末 (「ぞくスウィスにっき」はっくつのしまつ) de 小島 烏水 (こじまうすい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 4 557 caractères · 10 écrans
ことが解っていたのであったが、辻村の場合は、全く思いがけない発見であった、しかも遺言に依れば辻村は、骨が灰になって四大空に帰ることを希っていたらしいから、深く蔵して屍の在るところを示さず、第一に遺愛の品々と共に、遺稿を捧げ出して、血縁に示したこととも解せられる(外に歌の遺稿も掘り出されたが、別冊『ハイランド』に収録した)。
辻村一族の遺骨が、それから三年後の、大正十五年六月二十七日に、発掘された始末は、本書に、高野氏が書かれているから、就いて見られたい、函根の住宅の廃墟は、今は秋草離々たる萱野原になっているそうだ、記念碑という考えも、友人間にあったが、遺言書に
如何ナル形式ニテモ、墓標類似ノモノヲ、建設セザル事
追悼会、告別式、ソノ他一切、類似ノ儀式ヲ、行ハヌヤウニスルコト(摘録)
とあるから、止めにしたと云うことだ、今になって見ると、結局、本書の発刊が、記念碑の建立にも当り、編輯に携わった人たちの寄り合いが、追悼会の代りになったようなものである。
辻村に就いて、最も親しく知っている人は、高野鷹蔵氏である、アルプスに於ける辻村遭難の報道は逸早く『東京朝日』