Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
Lisez 花と龍 (はなとりゅう) de 火野 葦平 (ひのあしへい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 410 131 caractères · 824 écrans
君、幾つになる?」
「二十四になりました」
「二十四?……ああ、辰年じゃな。若いなあ。これからじゃ。そっちの……」
名前を思いださないらしいので、山下が横から、「森新之助と申します」と、註釈した。
「ああ、森君か。……君は?」
「二十四です」
「玉井と同い年か。どっちも、辰じゃね。辰は龍、威勢のええエトじゃ。わしは、慶応三年生まれ、兎じゃよ。三十七になる。兎じゃあ、二匹の龍殿の前では、勝負にならんなあ」
吉田は、そういって、高笑いした。
しかし、実際は――お前たちのような青二才が、二人かかって来ても、取るに足らん。……吉田の哄笑は、はっきりと、そういっているように、金五郎の耳には、聞えた。
「まあ、顔を見知っといてくれ」
吉田は、左右にいる腹心らしい子分たちを紹介しておいてから、
「どうじゃね? 玉井も森も、その気があったら、いつでも、若松に来て、わしの家に、草鞋をぬぎない」
と、つけ加えた。
「おツタ、盃をやってくれ」
その吉田の言葉で、さっき、金五郎が道後の女とまちがえた銀杏返しが、銚子をさげて、にじり寄って来た。
「兄さん、ひとつ」
金五郎は、盃を受けとったが、