Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
Lisez 花と龍 (はなとりゅう) de 火野 葦平 (ひのあしへい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 410 131 caractères · 824 écrans
「うん、ちょっと、君に逢いたいと思うてな」
「おあがり下さいませんか」
「ここで、ええ。……玉井君、今日、家へ来てくれたちなあ……」
金五郎は、おどろいて、
「あなたに、取り次いで貰うた筈ですが……?」
「いんや、おりゃ、なあも知らん。後で聞いて、すまんことしたと思うたもんじゃけ。ぶらっと、出かけて来た。玄関番の小猿が、おれに知らせんで、なんか、勝手にふるもうたらしいわい。まあ、怒らんでくれ。玉井君、おれのところにゃ、いろんな者が転げこんで来るんじゃよ。端の者は、いつも、――大将、もう、あんまり、世話の仕甲斐のない者を、相手にしなさんな。……ちゅうけんどな、そんな奴は、おれでも面倒見てやらにゃ、誰も、うてあわん。いうてみりゃ、おれは人間の反古籠のようなつもりで、居るとたい。そりゃ、ええけんども、今度みたよに、忠義ぶって、お客に失礼することがあるもんじゃけ、困る。玉井君、悪う思わんでくれ」
「わかりました」
「「飛鳥」にも行くつもりじゃったけど、行けんで、残念じゃったよ。どうも、胃の具合が悪うてかなわん。腹を切らにゃなるまいかと、思うちょる。……そういやあ、「飛鳥」