Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
Lisez 花と龍 (はなとりゅう) de 火野 葦平 (ひのあしへい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 410 131 caractères · 824 écrans
金五郎は、苦笑したが、
「やっぱり、居らん方がええ」
そういって、マンの方に、向きなおった。
マンは、間隔をおいて、堅い姿勢で、つっ立った。
(変な真似をしたら、承知せん)
そう、思っていた。
「お話、承ります」
「大層、しゃちこばっとるなあ。……ま、ええわ。ざっくばらんに話そう。……おマンさん、あんた、この浜尾組に、いつまでも、いなさる気かね?」
唐突すぎて、返事が出なかった。
「林助さんから、あんたが、去年の暮近くに、浜尾組に来なさったこと、聞いた。もう、十ヶ月ほどになるわけじゃね。あんたの方が、ここでは、先輩じゃ。わたしは、この夏に来たばっかりの新米にすぎん。しかし、わたしは、もうこの浜尾組に居ることが、いやになった。はっきりいうても、ええ。わたしは、浜尾親方に、愛想がつきたんじゃ」
ぽつりぽつりと、重い調子で語る金五郎の顔を、マンは、瞬きもせず、見ていた。
「わたしは、仕事が好きじゃし、なんでも、ええ加減にすますことは嫌いじゃから、どんなつまらん仕事でも、一所懸命、やった。それで、来てから間もなく、一人五分くれるようになって、それはありがたいと思うたが、その後、じっと見とると、どうも、浜尾親方のやりかたが、万事、気に食わん。