Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
めはのびる
芽は伸びる
小川 未明
Lisez 芽は伸びる (めはのびる) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 5 010 caractères · 11 écrans
「だって、気味がわるいもの。」
誠一には、手に持っている桑の葉の光が、急に普通とちがっているように感じられたのです。その葉は捨てなかったけれど、それからは、やはり原っぱへいって、桑の葉を取ってきました。
ある日、やぶのところで、十ばかりの女の子と、八つばかりの男の子が、桑の木の方に向かって立っていました。とんぼを捕るのでもなければ、また、きちきちを捕るようなようすもなかったのです。
「なにしているの。」と、不思議に思って、誠一は、聞きました。
「桑の葉を取りにきたの。」
「どこから。」
「私の家は、あの赤い屋根のお家よ。」
誠一は、いつかみんな葉を取ってはいけないといった、おばさんの家だと思いました。
「おかいこをたくさん飼っているの。」
「五十匹ばかりいるの。」
「たくさんいるんだね。」
「もう、そろそろ上がりかけているわ。」
「早いなあ、僕も桑の葉を取りにきたのさ。」と、誠一がいうと、
「大きなへびがいるよ。」と、男の子が、いいました。
「どこに?」と、誠一はびっくりしました。
「私が、学校の帰りにここを通ると、大きなへびがあすこへはいっていったのよ。」
女の子が、そういうのを聞いて、誠一もおそろしくなりました。