Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

わかきひのせっつのかみ

若き日の摂津守

山本 周五郎

Lisez 若き日の摂津守 (わかきひのせっつのかみ) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 23 437 caractères · 47 écrans

Aozora Bunko

として売るようになった。お止め場の指定はむろん藩主の猟場という名目であるし、売った代銀も藩主の内帑に入れるという名目だが、他の多くの例と同様、実際には重臣たちが分け取りをしているのである。賀名川の鮎の「お止め場」も同じことであるし、どちらも、立退きを命ぜられた住民たちは窮乏している。

――かれらがいかに窮乏しているかは、御自身でごらんになったとおりである。

そういう注も加えてあった。

また、これらの事は代々の側用人である浅利、栗栖の両家が主動者で、他の重臣たちは利のために付和しているにすぎない。したがって、両側用人を押えれば、禍根を絶つことは困難ではないだろう、と書いてあった。――光辰は読み終ってから、かなり長いこと黙って、なにか考えていた。彼には考えなければならない多くの問題があったのだ。

光辰はおたきのほうへ振向いた。

「起きているか」

「はい」と答えておたきは起き直った。

「話すことがある」と光辰は囁いた、「宿直のようすをみてくれ」

おたきはそっと立ちあがった。そして宿直の間のようすを入念にうかがい、戻って来て光辰の脇に坐りながら、みな眠っているようだと答えた。