Classiques japonais avec furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lisez 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 189 935 caractères · 379 écrans
処が、その江戸に久米野殿の屋敷へ出入りをなさる職人というはあなた方か」
○「えゝ私でござえやす」
鐵「えおい、だから余計なことを言うなって云うんだ、詰らねえ事を喋るからお互えに掛合になるよ」
宗「で、その久米野殿の御家来に渡邊織江と申す者があって人手にかゝり、其の子が親の敵を尋ねに歩いた処、春部梅三郎と申す者に欺かれて、新町とかで殺されたと云う話、八州が何うとかしたとの事じゃが、それを委しく話してください」
鐵「だから云わねえ事じゃアねえ、先方は彼な姿で来たって八州の隠密だよ」
と一人の連の者に云われ、一人は真蒼になり、ぶる/\と顫え出し、碌々口もきけません様子。
○「なに本当に知っている訳じゃアごぜえやせん、朦朧と知ってるんで、へえ一寸人に聞いたんで」
宗「聞いたら聞いたゞけの事を告げなさい、新町河原で渡邊祖五郎を殺害した春部梅三郎という者は何れへ逃げた」
○「あ彼方へ逃げて……それから秩父へ出たんで」
宗「うん成程、秩父へ出て」
○「それからこ甲府へ逃げたんで」
宗「秩父越しをいたして甲府の方へ八州が追掛けたのか」
鐵「おゝおゝ仕様がねえな、本当に手前は饒舌だな」