Classiques japonais avec furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lisez 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 189 935 caractères · 379 écrans
容子で、掴み付きにかゝるのを突退けて、お竹は腹立紛れに懐へ手を入れて、母の形見の合口の柄を握って、寄らば突殺すと云うけんまくゆえ、此方も顔の色が違いました。
竹「宗達さん、あなたは怪しからぬお方で、御出家のお身上で……御幼年の時分から御修業なすって、何年の間行脚をなすって、私は斯う云う修業をした、仏法は有難いものじゃ、斯ういうものじゃによって、お前も迷いを起してはならないと、宿に泊って居りましても臥床る迄は貴方の御教導、あゝ有難いお話で、大きに悟ることもありました、美作まで送って遣ろうとおっしゃっても、他の方なれば断る処なれど、御出家様ゆえ安心して願いました甲斐もなく、貴方が然う云うお心になってはなりません、何卒迷いを晴らして……憤りはしませんから、元々通り道連れの女と思召して、美作までお送り遊ばしてくださいまし、是迄の御真実は私が存じて居りますから」
宗「むゝう、是程に云ってもお聞済みはありませんか」
竹「どうして貴方大事を抱えている身の上で其様な事が出来ますものか」
宗「然うか……そうお前に強う云われたらもう是までじゃ、私もどうせ迷いを起し魔界に堕ちたれば、飽までも邪に行く、私はこれで別れる、あなたは煩うている