Classiques japonais avec furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lisez 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 189 935 caractères · 379 écrans
のでございますから、はい仕立栄がいたします」
村「久しく来なかったの」
縫「はいなんでございます、直に大門町にいる妹ですが、平常丈夫でございましたが、長煩いを致しましたので、手伝いにまいりまして、伯母が一人ございますが、其の伯母は私のためには力になってくれました、長命で八十四で、此の間死去りましたが、あなた其の歳まで眼鏡もかけず、歯も好し、腰も曲りませんような丈夫でございましたが、月夜の晩に縁側で裁縫を致して居りましたが、其処へ倒れたなり、ぽっくり死去りましたので、それゆえ種々取込んで……お小袖ですから間に合わん気遣いはないと存じまして、御無沙汰をいたしました、今年は悪い時候で、上方辺は大分水が出たという話を聞きました、お屋敷の大殿様も若殿様もお加減がお悪いそうで」
村「あゝ誠にお長引きで」
縫「私は毎も然う申しますので、伯母が死去りましても悔むことはない、これ/\のお屋敷の殿様が御病気で、お医者の五人も三人も附いて、結構なお薬を召上り、お手当は届いても癒る時節にならなければ癒らんから、くよ/\思う事はないと申して、へえ」
村「何分未だお宜しくないので、実に心配しているよ、夜分はお咳が出ての」