Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かつしかすなご
葛飾砂子
泉 鏡花
Lisez 葛飾砂子 (かつしかすなご) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 18 677 caractères · 37 écrans
とばかり、お縫は胸のあたりへ颯と月を浴びて、さし入る影のきれぎれな板敷の上へ坐ってしまうと、
「灯を消しましたね。」とお化の暢気さ。
橋ぞろえ
五
「さあ、おい、起きないか起きないか、石見橋はもう越した、不動様の前あたりだよ、直に八幡様だ。」と、縞の羽織で鳥打を冠ったのが、胴の間に円くなって寝ている黒の紋着を揺り起す。
一行三人の乗合で端に一人仰向けになって舷に肱を懸けたのが調子低く、
佃々と急いで漕げば、
潮がそこりて艪が立たぬ。
と口吟んだ。
けれども実際この船は佃をさして漕ぐのではない。且つ潮がそこるどころの沙汰ではない。昼過からがらりと晴上って、蛇の目の傘を乾かすような月夜になったが、昨夜から今朝へかけて暴風雨があったので、大川は八分の出水、当深川の川筋は、縦横曲折至る処、潮、満々と湛えている、そして早船乗の頬冠をした船頭は、かかる夜のひっそりした水に声を立てて艪をぎいーぎい。
砂利船、材木船、泥船などをひしひしと纜ってある蛤町の河岸を過ぎて、左手に黒い板囲い、※(丸サ、1-12-69)※※と大きく胡粉で書いた、中空に見上げるような物置の並んだ前を通って、蓬莱橋というのに懸った。