Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まちはふるさと
街はふるさと
Lisez 街はふるさと (まちはふるさと) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 193 435 caractères · 389 écrans
キャッ、キャッ、と大変なさわぎ。お蝶は耳の附根まで真ッ赤にそまり、コチコチに身動きができなくなって、長平によりそったまま、なやましい目を伏せたり、上げたりしている。
「いいわよ。お蝶ちゃん。覚えといで」
と、婆さん芸者はお蝶をにらんでおいて、年増たちに、
「じゃ、あんた方、芸をだしなさい。踊りがいいわ。槍さびがいいわね」
四人の年増が立ちあがる。婆さんが三味をひこうとすると、洋装の若いのがツと立って、
「私がひくわ」
と三味線をうけとる。すると年増の一人が、
「そう、そう。夢ちゃんの糸がいいわ」
「ひどいわねえ」
婆さん芸者は怒って睨む。夢子の糸で、婆さんが唄う。四人は踊りはじめた。
すでに長平は感づいていた。踊っている四人の年増は男なのだ。声でも分るし、電燈の下では扮装がハッキリしている。しかし踊りはたしかなものだ。所作がやわらかい。
婆さん芸者は本物の女らしいが、カツラ頭で男らしいところもある。洋装の美人芸者と半玉だけは本物の女であろう。
「あの四人は男娼ですか」
長平がきくと、せつ子はうなずいて、
「ええ。この席には女は一人もおりません」
「え? 洋装の人は髪の毛が本物でしょう」