Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふくめんのぶとうしゃ
覆面の舞踏者
江戸川 乱歩
Lisez 覆面の舞踏者 (ふくめんのぶとうしゃ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 14 827 caractères · 30 écrans
どうだい面白いだろう」
といった調子なのです。
「だが、そんな小説めいたクラブなんか、今時実際に在るのかい」
私が半信半疑で聞き返しますと、
「だから君は駄目だよ。世の中の隅々を知らないのだよ。そんなクラブなんかお茶の子さ。この東京には、まだまだもっとひどいものだってあるよ。世の中というものは、君達君子が考えている程単純ではないのさ。早い話が、ある貴族的な集会所でオブシーン・ピクチュアの活動写真をやったなんてことは、世間周知の事実だが、あれを考えて見給え。あれなんか、都会の暗黒面の一片鱗に過ぎないのだよ。もっともっとドエライものが、その辺の隅々に、ゴロゴロしているのだよ」
で、結局、私は井上次郎に説伏されて、その秘密結社へ入ってしまったのです。さて入って見ますと、彼の言葉に嘘はなく、いやそれどころか、多分こうしたものだろうと想像していたよりも、ずっとずっと面白い。面白いというだけでは当りません、蠱惑的という言葉がありますが、まああの感じです。一度その会に入ったら、それが病みつきです。どうしたって、会員を止そうなんて気にはなれないのです。会員の数は十七人でしたが、その中でまあ会長といった位置にいるのは、日本橋のある大きな呉服屋の主人公で、これがおとなしい商売柄に似合わず、非常にアブノルマルな男で、いろいろな催し