Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まけないおとこ
負けない男
佐々木 邦
Lisez 負けない男 (まけないおとこ) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 98 799 caractères · 202 écrans
「いや、来年だ」
「それじゃ同級だろう?」
「何科だい? 奥田君のところは」
「家政科さ」
「僕の方も家政科だよ。同級生か? これは驚いた」
「何て人だい?」
と堀尾君は益※(二の字点、1-2-22)興味を覚えた。絶世か何うか、奥田君のところへ行って妹に訊けば分るし、尚お好い話題になる。
「清水あぐり」
「あぐり?」
「うむ、変な名前だろう?」
「さあ」
「気に入らないのはこれ丈けさ。仲人にそれを言ったら、説明したよ。上の子が二人とも死んだので、あぐりとつけたんだそうだ」
「育つおまじないかい?」
「うむ、能くある名前だそうだよ」
「何ういう意味だろう」
「それまでは聞かなかった」
「まさか英語のアグリー(ugly 醜悪)じゃあるまいね?」
「打ちこわしを言うなよ。絶世の美人だ」
「ハッハヽヽ」
「条件があったんだよ」
「何ういう?」
「第一に学士ってことだ。但し獣医学士はいけないってんだ」
「成程」
「何と言っても法学士だよ」
「それから?」
「次に地方へ出ない人ってんだ。地所と家作が多少あって、それで充分食って行けるからってのさ」
「東京の人かい?」
「無論さ」
「作州津山在の出身でも勤まるのかい?」