Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あかいガラスのきゅうでん

赤いガラスの宮殿

小川 未明

Lisez 赤いガラスの宮殿 (あかいガラスのきゅうでん) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 4 930 caractères · 10 écrans

Aozora Bunko

いつになく、量をすごして酔ってしまうと、彼はごろりと横になって、眠ってしまったのです。

この村にいても、おもしろくないので、平三もいよいよ旅へ出かけたのでした。こわれかかったような、小さな汽車に乗って、野原の中を走っています。石くれがごろごろとして、短い草が風になびき、向こうの方には、さびしい丘がつづいていました。そのさきは、海になっているらしく、しろい雲が、ちぎれて飛んでいます。

ピョーと、汽笛が高くひびいて、汽車がとまると、彼はおりなければならなかった。

「ここは、どこだろう……。」

彼は、足の向くままに歩いてゆくと、

「どこへいくんだい。」と、ふいに声をかけた子供があった。ふり向くと、あの死んだ坊やでありました。

「おお、坊や。おまえは、こんなところにきているのか、母さんが、泣いていたぞ。そして、おまえは、死んだのではなかったのか。」

「まだ、たくさんあちらにいるよ。つれていってやろう。」

子供は、先にたって、平三を丘の上へ案内しました。いつしか、子供の姿は見えなくなって、彼は、赤いガラスでつくられた宮殿の前に立っていました。頭のとがった、三角形の赤いガラスの建物は傾斜した丘の上にあって、かたむいていました。