Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
せきがいせんおとこ
赤外線男
海野 十三
Lisez 赤外線男 (せきがいせんおとこ) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 38 889 caractères · 78 écrans
そしてアレヨアレヨと云う裡に、視界の外に出てしまった。駭いてテレヴィジョン装置のレンズを向け直したが、最早駄目だった。しかし兎も角も、予は初めて『赤外線男』の棲んでいることを知った。われ等人間の肉眼では見えない人間が棲んでいるとは、何という駭くべきことだ。そしてまア、何という恐ろしいことだ」
深山理学士の発表は、大体こんな風の意味のものだった。
「赤外線男」という名詞で、一つの流行語になってしまった。帝都の市民は、この「赤外線男」が今にも自分の身近かに現われるかと思って戦々恟々としていた。
そのうちに、ボツボツ「赤外線男」の仕業と思われることが、警視庁へ報告されて来るようになった。
郊外の文化住宅の卓子の上に、温く湯気の立ち昇る紅茶のコップを置かせてあったが、主人公がさア飲もうと思ってその方へ手を出すと、これは不思議、紅茶が半分ばかり減っていた。これはきっと「赤外線男」が忍びこんでいて、グーッとやったんだろうというような話もあった。
ギンザ、ダンスホールの夜更け。ジャズに囃されて若き男と女とが踊り狂っている。そのときアブれて、壁際の椅子にしょんぼり腰をかけていた稍々年増のダンサーが、キャーッと悲鳴をあげると何ものかを払いのけるような恰好をし、駭いてダンスを止めて駈けよる人々の腕も待たず、パッタリ床の上に仆