Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうかきんむ

超過勤務

山本 周五郎

Lisez 超過勤務 (ちょうかきんむ) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 15 619 caractères · 31 écrans

Aozora Bunko

ことが癖になると、躯までいつかそうなってしまうぞ、さあ、これを持っといで」

少女は奇声をあげ、コンパクトを持ったなり片手で紙幣をさっと取った。

「もういい、たくさんだ」少女がまた抱きつこうとするのを、彼は手を振ってこばんだ、「早くいかないと彼に怒られるぞ」

「おじさんてやっぱりたのもしいな」少女は紙幣といっしょにコンパクトをしまった、「これで今夜のデイトも恰好つくわ」

「ちょっときくけれどね、いつもそんなにデイトばかりしていて飽きないのかい」彼はげせないというふうに云った、「僕なんかは一週間に一度がせいぜいだったけれど、それでさえ二時間もいっしょにいると、もう話すこともなくなって困ったもんだがね」

「話すばっかりでしょ、ふ、あちしっちなんか時間が足りなくって困るくらいよ」

「ジャズ喫茶か」

「ペッティング」と少女は顎を突き出す、「あちしなんか躯がしびれちゃって頭がからっぽになっちゃって、時間の経つのなんかてんでわかりゃしないわ」

「この不良少女」彼はにらみつけたが、好奇心のために身を乗りだした、「きみはただ人の口まねをしているだけさ、頭も躯もしびれちまうなんて、そいつも週刊小説の受け売りなんだろう」