Classiques japonais avec furigana
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れんかんき
連環記
幸田 露伴
Lisez 連環記 (れんかんき) de 幸田 露伴 (こうだろはん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 49 281 caractères · 95 écrans
今存している同書は朝散大夫著作郎慶保胤撰と署名してある、それに拠れば保胤が未だ官を辞せぬ時の撰にかかると考えられるからである。其書に叙して、保胤みずから、予少きより日に弥陀仏を念じ、行年四十以後、其志弥々劇しく、口に名号を唱え、心に相好を観じ、行住坐臥、暫くも忘れず、造次顛沛も必ず是に於てす、夫の堂舎塔廟、弥陀の像有り浄土の図ある者は、礼敬せざるなく、道俗男女、極楽に志す有り、往生を願う有る者は、結縁せざる莫し、と云って居るから、四十以後、道心日に募りて已み難く、しかも未だ官を辞さぬ頃、自他の信念勧進のために、往生事実の良験を録して、本朝四十余人の伝をものしたのである。清閑の池亭の中、仏前唱名の間々に、筆を執って仏菩薩の引接を承けた善男善女の往迹を物しずかに記した保胤の旦暮は、如何に塵界を超脱した清浄三昧のものであったろうか。此往生極楽記は其序に見える通り、唐の弘法寺の僧の釈迦才の浄土論中に、安楽往生者二十人を記したのに傚ったものであるが、保胤往生の後、大江匡房は又保胤の往生伝の先蹤を追うて、続本朝往生伝を撰している。そして其続伝の中には保胤も採録されているから、法縁微妙、玉環の相連なるが如しである。