Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
どうじょうじ(ひとまくげき)
道成寺(一幕劇)
郡 虎彦
Lisez 道成寺(一幕劇) (どうじょうじ(ひとまくげき)) de 郡 虎彦 (こおりとらひこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 15 256 caractères · 30 écrans
若僧は歩み出でて下手谷の底へ這い下れる森林の内を伺いのぞく。間。
妙源 何ぞ見えるのか。
妙信 (恐怖に戦きつつ)静かにせぬかよ。
間。
若僧 くらやみが煙のようにわき上って来るばかりで何も見えは致しませぬ。(僧徒らの方を顧みつつ)物の音は三度目に、この根元あたりできこえたのでございますけれど。
妙源 (腹立たしげに)ええ何もきこえたのではないのじゃないか。わけもないことを言って人を驚かす奴だ。
妙海 わしにもたしかにきこえた。ちょうどつめたい鱗が笹の葉をなでるような――
若僧 (迹りて)そのような物の音ではございませぬ。やっぱり女人の長い髪が、重そうに葉の上を流れて行く音でございました。(再び森の中を見て)あすこの欅の根元からこの裾へかけて三度ばかりきこえました。
妙源 みんな恐ろしさに耳の中まで慄えるので、自分の血のめぐる音がいろいろな物の音にきこえるのだ。
第三段
この時上手鐘楼の角より和尚妙念顕わる。僧徒らは中辺より下手の方にたたずみて背をなしたれば知らであり。齢五十に満たざるがごとくなれど、眼の色、よのつねのものには似ず、面色憔悴して蒼白く、手には珠数を下げ僧衣古びたれどみずから別をなす格位を保てり。