Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
どうじょうじ(ひとまくげき)
道成寺(一幕劇)
郡 虎彦
Lisez 道成寺(一幕劇) (どうじょうじ(ひとまくげき)) de 郡 虎彦 (こおりとらひこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 15 256 caractères · 30 écrans
妙念 (にわかに依志子に向い、破るるがごとく、しかれども悲しみ慄えて)依志子お前は己の胸の中へ、邪婬の息を吹き込んだのだな。
依志子 (身をあがきて)妙念様――
妙念 今という今、己の眼に、ありありとした物の姿が見えて来た、これまでとうとい法力だと思っていたのは、お前の腹の中でうごめいている醜い胎子のことだったのだ。お前は己の心を邪婬の爪で、ずたずたに引きさいてしまったのだな――
第五段
この時三つの相に分ち、顕われたる鬼女清姫、いずこより登りしともなく鐘楼にあらわる。
はなはだしき面色の蒼白は、赤き唇と小さき眼とのみありて、ほとんどなめらかなるがごとく見え、その形打ちひしがれたる蛇の首のごとく平たし。三つの鬼女全く同じ形相にて並びつくばいたれば、左の肩よりいと長きくろ髪、石段の上に流れ横たわる。依志子のものいうをながめてあれど、妙念もこれを背にしたれば知ることなし。
依志子 妙念様、そうではございませぬ、もう最期に私も、物のまことを申しとうございます、私は――私は――
語終らざるに怪しく叫びてついに昏倒す。
鬼女つくばいたるままに身を退けば、黒き髪のたうちのぼりてともにかくる。