Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みちづれ
道連
豊島 与志雄
Lisez 道連 (みちづれ) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 18 366 caractères · 37 écrans
僕は不案内な土地に一人ぽつねんとして、全く途方にくれてしまった。
幸にも、客があって一台の馬車が出るというので、僕はそののろいがた馬車に五里ばかり揺られていった。がそれから先は馬車が行かない。友の家まではまだ二里余りあるという。もう日が暮れて二時間の余になる。星の光も見えない曇り空の闇夜なんだ。小さな宿場の見すぼらしい宿屋の燈火が、ちらちら瞬いて招いてるように思われる。僕はよっぽどその中へはいってゆこうかと思った。然し今か今かと待っていてくれる友のことを想像したり、その晴やかな而も憂わしい笑顔を思い浮べたりすると、たとい遅くなってもその日のうちに行きたかった。早く行って一晩語り明したかった。で遂に宿屋の方を思い切って、小さな提灯をぶら下げて二里の道を進みだした。
提灯を売ってる店で詳しく道筋を聞いてはきたが、初めての土地のことだし、闇夜ではあるし、道が次第に山裾の方へ高まって、路傍の草が繁くなるにつれて、僕は堪らなく心細い気持に沈んでいった。高い山か低い丘かそれの見当さえもつかず、雑木林のうち続いてる坂道を、真暗な闇に包まれて提灯の火だけを頼りに、而も教わった道を迷わないように用心しいしい、とぼとぼと辿ってゆく心細い気持のなかで、僕は友の姿を恋人かなんぞのように胸中に描いて、自ら元気をつけつけ歩いていっ