Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

Lisez 金属人間 (きんぞくにんげん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 78 616 caractères · 157 écrans

Aozora Bunko

検事はほっとした。

博士もなんとなくなごやかな顔にもどった。

「では、失礼しましょうや、長戸さん」

蜂矢がうながした。博士に一礼すると、カバンを抱えるようにして、戸口から外へでた。

さて、その翌日のことだったが、きのうとおなじ顔ぶれの長戸検事一行が、針目博士邸へ向かった。もちろんその中に蜂矢探偵もまじっていた。その蜂矢は、いつになく元気がなかった。

「おい、蜂矢君。どうしたんだ。元気をだすという約束だったじゃないか」

気になるとみえ、長戸検事は蜂矢のそばへ行って肩を抱えた。

蜂矢は苦笑した。

「どうもきょうは調子が出ないのです。ぼくだけ抜けさせてもらえませんか」

「それは困るね。ここまでいっしょにきたのに、いまきみに抜けられては、おおいに困るよ」

と、検事はいって、蜂矢の顔をのぞきこんだが、蜂矢はほんとうにすぐれない顔色をしているので、検事はきゅうに心配になって、

「うむ、蜂矢君。抜けていいよ。早く帰って寝たまえ。あとから医務官を君の家へさし向けてあげる」

といって、蜂矢が一行とはなれることをゆるした。そこで蜂矢はとちゅうからひきかえした。

ところが、検事一行が博士の門の手前、百メートルばかりのところまで近づいたとき、