Classiques japonais avec furigana
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すずきもんど
鈴木主水
久生 十蘭
Lisez 鈴木主水 (すずきもんど) de 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 827 caractères · 26 écrans
押原右内は男坂をはね越し、新花町へ逃げこんだが、そこで仕留められた。この夜、主水は十人あまり斬っている。
元文元年の八月、内藤新宿の橋本屋で心中があった。男は鈴木主水という浪人者で、相手は白糸という遊女だった。書置があった。
手前事、長年、播州侯のお名を偽って遊里を徘徊したが、まことにもって慚愧のいたり
と書いてあった。
その年の九月十五日、榊原家の留守居に老中連名の奉書が交付された。すぐ早打で姫路へ知らせたので、親類、能勢因幡守、榊原七郎右衛門、同大膳の三人が十月の十二日に江戸へ着き、十三日に柳営へ出た。黒書院溜で老中列座の上、大目附稲生下野守から書附をもって、
式部大輔儀常々不行跡に付、隠居被仰付候急度相慎可罷在候、且、大手先屋布被召上、池之端下屋布居住可仕候
という御達があった。
家筋を思召され、家督は相違なく嫡子小平太(当年八歳、後に政永)へ下置かれる旨、月番老中本多中務大輔から申渡された。十一月一日、越後国頸城郡高田へ国替を命ぜられ、翌年、入部した。隠居の政岑は、その年、三十一歳で池の端の下邸で死んだ。鈴木主水の書置はどれほどの効果があったか知らないが、一説には、このために半地召上げを許されたともいう。