Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぎんさんじゅうまい

銀三十枚

国枝 史郎

Lisez 銀三十枚 (ぎんさんじゅうまい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 35 863 caractères · 73 écrans

Aozora Bunko

物を集めるということは、自分の趣味性を充たすと同時に、やはり具眼者に見て頂いて、その批評を承わるのが、目的の一つでございますからね」

佐伯準一郎氏はこんなことを云った。

慇懃で如才なくて魅力的で、断わりかねるような云い方であった。そこで私は行くことにした。こうして私の見せられたのは、伝説の銀三十枚であった。

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私の話を聞いてしまうと、妻は一層不安そうにした。

「それでお借りしていらっしゃったのね。まあ本当に仕方のない方!」

バタバタと階下へ下りて行った。

箪笥を引き出す音がした。

彼女は書斎へ帰って来た。

「さあ比べてご覧なさい」

彼女は指環を投げ出した。

「ね、白金じゃアありませんか」

指環は白金に相違なかった。それが白金であるがために、彼女はそれを虎の子のように、奥深く秘蔵していたものである。私は二つを比べてみた。銀三十枚と指環とを。

私は変に寒気立った。二つは全く同じであった。

「おい、こいつア同じだ」

「贋金でなくて白金よ」

「この大きさでこの重さ……」

「数にして三十枚よ。さあお金に意もったら? ああ妾にゃア見当がつかない」

「おい、自動車を呼んで来い!」