Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ざっきょかぞく
雑居家族
壺井 栄
Lisez 雑居家族 (ざっきょかぞく) de 壺井 栄 (つぼいさかえ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 106 caractères · 283 écrans
ミルクの作り方もおそわったからな。おれが世話するよ。」
安江が台所で夕餉のしたくをしていると、赤ん坊が泣きだした。
「ああよしよし。ちょっとまってくれよ。」
ひとり言にひとしい文吉の言葉に、安江は肩をすくめながら、そっとのぞいてみた。
「わあ。だれかきてくれえ、うんちだよ。」
安江は思わずとび出していって、じょうずにおしめをとりかえた。まるで子持のようだった。
「だれかったって、ほかにいやしないわよ。ね、赤ちゃん。」
安江は子もりの経験でうしろへぽいとなげるようにして赤ん坊を背負うと、文吉にむかって、
「どんなもんだい。」
もうあと二三日で約束の一か月というとき、兵六さんから丁ねいな手紙がきた。目下新聞にも広告を出して里親を物色中だから、それがきまるまでよろしくたのむというのだ。ミルク代もはいっていた。手紙を真ん中にして夫婦はだまっていた。してやられたという気持と、そんな気持をおこすことの、赤ん坊に対しての申しわけなさと、もう一つ何よりも困るのは夫婦ともども寝不足を来していることだった。
「かわいそうに。なんの因果であんたはうちなんかへきたの。かわいそうに、かわいそうに。