Classiques japonais avec furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lisez 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 117 546 caractères · 234 écrans
事になり、お文は構いなし。跡で只嬉しいのは桑原治平で、千円取られるのを助かったのでございますから、
治「何共お礼の為ようがない」
と、吝嗇な人で女の事でなければ銭を使わん人でありますが、其の時は余程嬉しかったと見え、二百円出して、
治「何うか市四郎さん二百円だけで……」
市「いや私ア金を取る訳はねえ」
治「それではせめて此のお子に」
市「此のお子にたって、布卷吉さんも此の金を受ける訳はないから、何うしても受けられやせん、松五郎が名乗って出たんで此方の恨みは晴れたが、此の母親さんや妹が可愛そうだから、小峯さんを請出して遣ったら、首を斬られた松五郎へ追善にもなり、母親さんも安心だし、親子のものが助かる訳だから、左様なすったら何うです」
幸「これは宜うがす、お請出しなさい……峯ちゃんが得心なら、縛られて出たお瀧ね、お瀧より少し器量は少し悪いからお気に入らんか知らんが、小峯を貴方の女房にして遣っては下さいませんか、此の橋本幸三郎がお媒妁を致しましょう」
治「へえ、有難う……お幾歳で」
幸「二十五で」
治「ヘヽヽそれは有難い事で、女が好くったって悪党は驚きます、生血を吸われますからな、何うもそれは有難い