Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ほしみせ

露肆

泉 鏡花

Lisez 露肆 (ほしみせ) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 15 973 caractères · 32 écrans

Aozora Bunko

と目通りで、真鍮の壺をコツコツと叩く指が、掌掛けて、油煙で真黒。

頭髪を長くして、きちんと分けて、額にふらふらと捌いた、女難なきにしもあらずなのが、渡世となれば是非も無い。

「石油が待てしばしもなく、※と燃え移るから起るのであります。御覧なさいまし、大阪の大火、青森の大火、御承知でありましょう、失火の原因は、皆この洋燈の墜落から転動(と妙な対句で)を起しまする。その危険な事は、硝子壺も真鍮壺も決して差別はありません。と申すが、唯今もお話しました通り、火が消えないからであります。そこで、手前商いまするのは、ラジーンと申して、金山鉱山におきまして金を溶かしまする処の、炉壺にいたしまするのを使って製造いたしました、口金の保助器は内務省お届済みの専売特許品、御使用の方法は唯今お目に懸けまするが、安全口金、一名火事知らずと申しまして、」

「何だ、何だ。」

と立合いの肩へ遠慮なく、唇の厚い、真赤な顔を、ぬい、と出して、はたと睨んで、酔眼をとろりと据える。

「うむ、火事知らずか、何を、」と喧嘩腰に力を入れて、もう一息押出しながら、

「焼けたら水を打懸けろい、げい。」