Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あおいふろしきづつみ
青い風呂敷包
大倉 燁子
Lisez 青い風呂敷包 (あおいふろしきづつみ) de 大倉 燁子 (おおくらてるこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 612 caractères · 28 écrans
余り怒らせると反って損だから」と注意して、無理やりに彼女を衣裳部屋へ送り込んだ。
「一体どんな用があって、こんな忙しい時間にやって来るのさ」
吉川は黙って青い顔をしていたが、恐い眼をして初子をぐッと睨みつけ、
「百合子をどこへかくした?」
「知らないわよ、そんなこと――」
「白状しろ、百合子はどこにいるんだ?」
「知らないもの、白状もくそもあるもんか」
「なにッ」
「嚇したって驚きやしないよ。吉川さんが余りうるさく附き纏うから、百合子は厭がって、逃げッちまったんでしょ」
「そうじゃない。君がかくしたんだ、君が――」
と込み上げる口惜しさをジッと耐えながら、眼を血走らせて、
「僕達の間を割いたのは君なんだから」と言って、彼は唇を噛んだ。
「割いたんじゃなくって、あんたが嫌われたんだよ。会うのが厭だから隠れてんのさ。それが分らないのか知ら、自惚れッて恐しいもんだなあ」
吉川は突然起ち上って、灰皿を叩きつけた。
「オヤ、危ぶない!――私を女だと思ってなめるのかい? さア帰っておくれ、それだから女に嫌われるんだよ。おまけに――オホホホ」
初子は殊更に彼の顔をしげしげと見上げて吹き出した。