Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ガドルフのゆり

風の又三郎

宮沢 賢治

Lisez 風の又三郎 (ガドルフのゆり) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 23 150 caractères · 48 écrans

Aozora Bunko

蓋を開くと中に小判が一ぱいつまり、月にぎらぎらかがやきました。

ハイ、ヤッとさむらいは千両函を又一つ持って参りました。六平はもっともらしく又あらためました。これも小判が一ぱいで月にぎらぎらです。ハイ、ヤッ、ハイヤッ、ハイヤッ。千両ばこはみなで十ほどそこに積まれました。

「どうじゃ。これだけをそち一人で持ち参れるのかの。もっともそちの持てるだけ預けることといたそうぞよ」

どうもさむらいのことばが少し変でしたし、そしてたしかに変ですが、まあ六平にはそんなことはどうでもよかったのです。

「へい。へい。何の千両ばこの十やそこばこ、きっときっと持ち参るでござりましょう」

「うむ。左様か。しからば。いざ。いざ、持ち参れい」

「へいへい。ウントコショ、ウントコショ、ウウントコショ。ウウウントコショ」

「豪儀じゃ、豪儀じゃ、そちは左程になけれども、そちの身に添う慾心が実に大力じゃ。大力じゃのう。ほめ遣わす。ほめ遣わす。さらばしかと預けたぞよ」

さむらいは銀扇をパッと開いて感服しましたが、六平は余りの重さに返事も何も出来ませんでした。

さむらいは扇をかざして月に向って、

「それ一芸あるものはすがたみにくし」