Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふうせんむし
風船虫
小川 未明
Lisez 風船虫 (ふうせんむし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 1 983 caractères · 4 écrans
紙片は、また水の底の方へ沈んでいきました。風船虫は、あわてて、これを追いかけるように、銀色の体を光らして、水をくぐって下の方へ泳いでいきました。そしてまた紙を上に引き上げにかかるのでした。
「おもしろいな。」と、年ちゃんは、喜びました。しかし、いつまでたっても、風船虫は、飽きるということなく、同じことをくり返していたのです。
年ちゃんは、しまいには、ごろりと畳の上へ寝ころんで、びんの内で風船虫の体が、ぴかぴかと輝くのを見ていました。
「風船虫って、きれいな虫だな。」と、年ちゃんは、つくづく感心していました。
そのうちに、年ちゃんは、眠ってしまいました。ところが、目がさめて見ると、びんの中には、一ぴきも風船虫はいませんでした。
「どこへ飛んでいってしまったろうか。」と、年ちゃんは、しばらく、ぼんやりとしていました。
その明くる日のことでした。年ちゃんは、大きなかしの木の下で、道具箱を下ろして、あしだの歯を入れているおじさんと話をしていました。
「おじさんのとこに、学校へいく子供がある?」
「ええありますよ。ちょうど坊ちゃんと同じくらいの。」と、おじさんが、いいました。