Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゃべりすぎる

饒舌りすぎる

山本 周五郎

Lisez 饒舌りすぎる (しゃべりすぎる) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 27 957 caractères · 55 écrans

Aozora Bunko

機会はなかったから、まるでお先まっ暗だった、あんなにまごついたことはないぜ、まったく、まったくまごついたよ、ああ」十太夫は喉で笑った、「ばかばかしい話さ、なんだっておれたちは遊ばなかったんだ」

土田正三郎は当惑したように、片方の肩をむずっと動かした。

「饒舌るな」と十太夫が云った、「なにも理由なんかありやしない、潔癖だとか、志操堅固なんていうものでもない、要するに、その方面にかけては育ちそくないであり怠け者だったんだ、そうだろう」

土田正三郎は考えてみて、そうかな、というふうに首をかしげた。

「そうさ、それだけのことさ、きまってるじゃないか」と十太夫は云った、「土田だって結婚したときにはまごついたろう、おまえは融通がきかないからな、どんなにへどもどしたかおれには見えるようだぜ」

土田は静かに「知ってたよ」と云った。

「知ってたって」十太夫は不審そうに問い返した、「――なにを知ってたんだ」

「小間使から教えられたんだ」と土田はゆっくりと云った、「十二のとしにさ」

十太夫の眼が大きくなり、土田を睨んだまま眼球がとびだしそうになった。

「こま」と十太夫は吃った、「――小間使に教えられたって」