Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
くびきりもんどう
首切り問答
佐々木 邦
Lisez 首切り問答 (くびきりもんどう) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 8 332 caractères · 17 écrans
僕も昔に戻って、十六年間の苦心を話して聞かせた後、君は単に学校の都合という名目で僕を馘ったから、僕も単に官庁の都合という名目で君を馘るんだと言ってやった」
「乱暴な学務部長があったものだ」
「留任運動が起ると面倒だから、絶対秘密にやってくれと先方から頼むんだ。僕は往生際の好いのに感心して聊か物の哀れを催したが、矢っ張り此方は若いってことが後から分った。君、大友は辞令が出ると直ぐに○○中学校の校長になったんだよ」
「ふうむ、あの私立の?」
「うむ、あれは昔あすこの藩の学校だったってね」
「そうか。好いところがあったな。君も寝覚めが好いというものだ」
「以前から相談を受けていたらしい。考えて見ると、僕は仇の都合を計ったようなことになる。大友は子供が三人も大学や高等学校へ行っていて、生活が苦しいんだ。私立へ移れば、恩給だけ浮く勘定だから、食指が動いていたんだけれど、前の学務部長が頑として承知しなかったんだ」
「なるほど。西尾君は自分が採用したんだから、容易に承知しまい」
「そこへ僕が態首を切りに乗り込んだ。奴さん驚かない筈さ。自殺の決心をしたものを殺しに行った形になる。