Classici giapponesi con furigana
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ほんこじ
□本居士
本田 親二
Leggi □本居士 (ほんこじ) di 本田 親二 (ほんだしんじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 1638 caratteri · 4 schermate
」と言ったそうです。
その時お寺で素麪が煮てあったんです。それから、「これは不味い物ですけれど」ってその梵妻が持って来たんです。そうしてそれをその死人の前へ出した。
すると、「これは非常に旨い。」と言ってその素麪を食べてしまった。そうして、「宜しく頼む。」と言って、幽霊は帰って行ってしまった。
後で妙善は、もし幽霊ならば本当に食える筈はない。お茶を飲んで、素麪を食ったのは些と怪しい――と考えた。
で、よくよく座敷の中を検べてみると、その座敷の隅々、四隅の処に、素麪とお茶が少しずつ、雫したように置いてあった。
それで、どうしてもこれは狐や狸の業ではない。確かに幽霊だろうとその妙善は思ったんです。
それから翌日になりまして、長念寺の和尚の処へ、妙善が出掛けて行った。そして、昨夜その何某がやって来て、実は是々こう云う事があったが、お前の方へも来たかと聞いてみたんです。
やっぱり此方にもちゃんと来ておる。そして、その時刻が、丁度天総寺の方からこの長念寺に歩いて来るだけの時刻を隔ててやって来ている。そうして、その和尚にもちゃんと頼んだんだそうです。
それから二人は、「まあ左に右行ってみよう」