Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Leggi いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.226 caratteri · 128 schermate
と嘘を言って行って了った。後は乃公の天下である。
写真は沢山あった。乃公の事を悪戯だの腕白だのというが、姉さん達こそお転婆だ。写真の裏に種々の楽書がしてある。中には乃公の読めないのもあるが、「自惚かがみ」というのは鬚をピンと跳ねさせて鼻眼鏡を掛けている。「これでも申込んだのよ」というのがある。拙い顔をしている。「驢馬の肖像」は耳丈け人並で全く驢馬がフロックコートを着たようだ。「何という口だろう」君は口が馬鹿に大い。「珍世界」というのは荒刻の仁王のように怖い顔だ。其他種々あったが、一々書いていた日には夜が明けて了う。兎に角乃公は大きくなっても、決して女の子に写真をやるまい。獣呼わりにされたり鉛筆を塗られたりして堪るものか。
今日は久しぶりで階下へ下りて、皆と一緒に食事をした。
「太郎さん、お前は何を那にポケットに入れて置くの? 大変膨らんでるじゃないか。宛然通の懐中のようだよ」
とお歌さんが言った、通というのは、毎日のように此界隈を歩く狂人の乞食で、茶碗の断片でも下駄の棄てたのでも、何でも彼でも手当り次第に拾って懐へ入れる。其れが病気なのだそうだ。そして「通は馬鹿だよ」