Classici giapponesi con furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Leggi いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.226 caratteri · 128 schermate
の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57)奴に接吻される位なら、私は伊勢鰕に接吻して貰う方がいい。同じ人間で斯うも違うものか知ら。ああ清水さん! 清水さんは憤っていなさるのか知ら。此間も妙に何か嫌味をお言いだったが、どうして世の中は恁うしたものだろう。男らしい男が貧乏で、富田さんなんかが金持なんだから、真正に人を馬鹿にしている。若し清水さんが富田さんで、富田さんが清水さんだったら……おや然うじゃない。清水さんが富田さんで、富田さんが清水さん――じゃ矢っ張り都合が悪い。ああ何だか分らなくなっちまった」
お花さんは日記帳を取返そうとして頻りに焦燥ったが、富田さんは矮小だけれどお花さんよりは丈が高い。それに其度に渡すまいと丈伸をして手を高く揚げるから仕方がない。トウトウ読んで了った。そして果せる哉、本統に伊勢鰕のように真赤な顔になった。乃公は困ったと思うと、富田さんが突然乃公の手を捉えたのには喫驚した。
「太郎さん、是は君の悪戯だろうね」
「いいえ、僕じゃないんですよ。お花姉さんの日記を僕が写したんですよ」
と乃公は嘘を吐いちゃ悪いと思って、事実ありのままを答えた。