Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
Leggi ぐうたら道中記 (ぐうたらどうちゅうき) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 164.113 caratteri · 332 schermate
「巧いことを考えたもんだね。三段伸びなら容易に露顕しまいて」
と団さんが感心した。
「しかし被っている丈けじゃ気が咎めると見えて種々と策を弄するからナカ/\骨が折れるようだよ。斯うやって話していても時々思い出したように頭を掻く。『君は雲脂取り香水は何を使っているかね?』なんて突然訊く。この間道で行き会ったら、『や、好いお天気ですね、これから一寸散髪屋へ参ります』と言ったのには僕も呆れてしまった」
「何ういう動機だろうね?」
と三輪さんが訊くと、
「要するに若く見えて芸者にでも好評を博そうというのさ。社会の為めに若返り法をやろうなんて奴は一人もないよ」
と渡辺さんはナカ/\手厳しい。
「時にソロ/\お引き廻しを願おうか?」
とお父さんが言うと、渡辺さんは、
「早く支度をし給え、自動車が待っている」
長崎も居留地を見なければ貿易港気分は味わえないとあって、先ず大浦へと志した。電車道へ出ると間もなく洋館の並んだ海岸を一直線に走って、長崎ホテルのところから又直ぐに引き返した。
「涼しいね。斯ういう風のないところへ来ては自動車で疾走するに限る」
と団さんは喜んでいたが、