Classici giapponesi con furigana
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
Leggi ぐうたら道中記 (ぐうたらどうちゅうき) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 164.113 caratteri · 332 schermate
文学者というものは案外人情に迂遠だね」
と団さんは一寸気焔を揚げて、
「僕のところでも矢っ張りその手さ。『田鶴子はイヨ/\女学校を卒業しますが、お嫁に行ってしまうと、私を御覧になってもお分りの通り、全く家庭の奴隷に成り下り果てまして、世間は絶対に見られませんからね』と序ながら厭味が出て、『今の中ですもの、何卒お供をさせてやって下さいまし。もう十八ですから、お役にこそ立て、決して足手纒いにはなりますまい』と妻の曰くさ。見す/\敵本と分っていても、理の当然で何うも仕方がない。同じことならばと思って、到頭快く引き受けてやった。稀には先方の言い分を易々と通して置かないと後から口を利けないからね」
「厭に駈引があるんだね。君は平素が悪いから然う曲解して僕達まで不信用のように思うんだよ。しかし子供の為めから言っても旅行は無益のことじゃないから、それで細君が満足するなら一挙両得さ」
「謙さんも話相手があると退屈しなくて宜い。益※(二の字点、1-2-22)トン/\拍子だ。僕も着物ぐらい畳んで貰えるだろうからね」
と三輪さんは最早田鶴子さんを当にしている。
それから三人はイヨ/\本題に移った。