Classici giapponesi con furigana
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こまどりとさけ
こまどりと酒
小川 未明
Leggi こまどりと酒 (こまどりとさけ) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5462 caratteri · 11 schermate
しかし、こうした大雪のときは、よく小鳥が迷って、あかりを見てやってくることがあるものだと、おじいさんは知っていました。これはきっとすずめか、やまがらが、迷って飛んできたのだろう。こう思って、おじいさんは、障子を開けてみますと、暗い外からはたして、一羽の小鳥がへやのうちに飛び込んできました。
小鳥は、ランプのまわりをまわって、おじいさんが仕事をしていたわらの上に降りて、すくんでしまいました。
「まあ、かわいそうに、この寒さでは、いくら鳥でも困るだろう。」と、おじいさんは小鳥に近づいて、よくその鳥を見ますと、それは美しい、このあたりではめったに見られないこまどりでありました。
「おお、これはいいこまどりだ。おまえは、どこから逃げてきたのだ。」と、おじいさんは、いいました。
こまどりは、野にいるよりは、たいてい人家に飼われているように思われたからです。おじいさんは、ちょうどかごの空いているのがありましたので、それを出してきて、口を開いて、小鳥のそばにやると、かごになれているとみえてこまどりは、すぐにかごの中へはいりました。
おじいさんは、小鳥が好きで、以前には、いろいろな鳥を飼った経験がありますので、雪の下から青菜を取ってきたり、川魚の焼いたのをすったりして、こまどりに餌を造ってやりました。