Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

すいれんはさいたが

すいれんは咲いたが

小川 未明

Leggi すいれんは咲いたが (すいれんはさいたが) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2192 caratteri · 5 schermate

Aozora Bunko

金魚鉢にいれてあるすいれんが、かわいらしい黄色な花を開きました。どこから飛んできたか小さなはちがみつを吸っています。勇ちゃんは日当たりに出て、花と水の上に映った雲影をじっとながめながら、

「木田くんは、どうしたろうな。」と、思いました。

二人は、同じ組でいっしょにデッドボールをやれば、まりほうりをして遊んだものです。木田は、小さくなったズボンをはいていたもので、うずくまるとおしりが割れて、さるのおしりのように見えたのも目にうつってきました。

ある日のこと雑誌を貸してやると、

「ふなをあげるから遊びにこない?」と、木田はいいました。

勇ちゃんは、ふながほしかったから、急にゆきたくなりました。

「どうしたの、君が釣ってきたのかい。」とたずねました。木田は、棒切れで砂の上に字をかきながら、

「ああ、お父さんと川へいって釣ってきたんだ。こんど、君もいっしょにゆかない?」と、いきいきとした顔を上げたのであります。

「いつか、つれていっておくれよ。君のお父さん、釣るのはうまい?」

「なにうまいもんか、いつも僕のほうがたくさん釣るのさ。ふなをあげるから、遊びにこない。」